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美唄と芦別を巡る廃線探索行 その8 (三井芦別鉄道跡探索 その2) [廃線探訪]


三井芦別鉄道の探索に出かけた私でしたが、残り時間が迫ってきたのと、天候が次第に悪くなってきたので、探索が少々雑(笑)になってきました。

鉄道の終点は頼城(らいじょう)駅でしたが、その先に炭礦設備があったということで、遺構はないものかと探してみましたが、痕跡を見つけることはできず、ふたたび頼城地区に戻ってきました。

頼城駅跡もまた痕跡がありませんでしたが、駅前商店街と思われる長屋風の建物が残っていました。

022 頼城市街.JPG

唯一看板の出ている電気屋さんも、現在は営業していないようでした。

この後方には、鉄道跡の築堤が確認できます。

023 軌道跡.JPG


築堤の近くには、細長い建物の廃墟があります。

024 寮跡.JPG

調べてみると、「水明荘」という炭礦会社の独身寮だったようです。

先には、古い木造の建物。その建物の前に立つ記念碑から、これが頼城小学校のものであったことが分かります。

025 頼城小学校跡.JPG

これは講堂でした。

026 頼城小学校跡2.JPG

頼城小学校は2002年に閉校となっており、現在は星槎(せいさ)大学が校舎として活用しています。

頼城小学校はピーク時には2000人を超す生徒がいたという記録があります。

今は住む人も疎らな頼城地区の風景からは往時の賑わいを想像することはできません。炭礦後を訪れるときにいつも味わう無常感が、ここにも漂っていました。


車に戻ろうとするとき、ついに雨が降り始めてきました。

予報では、時間が経つにつれ、雨が強くなるということだったので、探索は少々端折って、目的の場所に向かうことにしました。

「炭山川橋」と名前のある橋が、その場所です。

027 炭山川橋 1.JPG

その橋の向こうに、一種異様な(笑)風景が広がっています。

028 炭山川橋 2.JPG

な、なんだ、これは!

川に架かる鉄橋。そしてその上にはディーゼル機関車と石炭車が「展示」されています。

廃線探索の本で見て、一度は実際に自分の目で見たいと思っていた景色です。

029 炭山川橋 3.JPG

機関車はDD50形ディーゼル機関車、石炭貨車はロセキ3820です。現役時代の姿をとどめようと、このような展示となったようですが、吹きさらしの鉄橋の上では、車体の劣化が心配ですね。

近くに行こうとすると、検問所のような小屋があって、守衛さんが行く手を阻みます。

聞くと、この先に露天掘りの炭礦があるので、車でのアプローチはできないということでしたが、徒歩なら問題ないと言うので、車を道路脇に停めて鉄橋の近くまで行ってみることにしました。

030 炭山川橋 4.JPG

鉄橋の橋には防護柵があり、これ以上の接近はできませんでしたが、この景色を見ることができただけで満足です。

031 炭山川橋 5.JPG

この鉄橋は、有形文化財として登録されています。鉄橋や車両が、かつてこの場所が炭礦で栄えたことを語る証人として、永く残ってゆくことを願うばかりです。

鉄橋の近くには、東芦別炭鉱炭山川露天坑への入口がありました。

写真を撮り終えて車に戻ろうとすると、件の検問所のゲートは閉じられていました。

033 炭山川橋 7.JPG

あれ? ということは、守衛さんが立ち入り禁止と言ったのは、終業時間が迫っていたからだけなの(笑)?

なにか釈然としない(笑)なか、今回の探索行はタイムアップとなったのでした。

今回、浦臼神社の花とエゾリス撮影がメインで、限られた時間での探索となり、中途半端な感じは否めませんが、それでも美唄炭山跡や沼東小学校々舎、そして三井芦別炭鉱鉄道跡を見ることができました。

本格的な探索はまたの機会に譲るとして、今回の探索行の報告は以上とさせていただきます。

ご覧いただきありがとうございました。

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コメント 8

歩鉄の達人

おはようございます。
私は鉄橋の反対側からアプローチしました。
私が見た時より、ディーゼル機関車が色あせている気がします。
by 歩鉄の達人 (2013-07-19 04:16) 

suzuran6

なかなか楽しい展示では有りますが、保守は命がけですね(笑)
1972年旅客輸送廃止と有りますので・・・時刻表見て見ます!!
by suzuran6 (2013-07-19 12:02) 

johncomeback

ビックリです、こんな展示が有るんですねぇ。
by johncomeback (2013-07-19 18:01) 

ケロヨン

なんともスゴイですね。
さすが、北海道?やることが違います♪
by ケロヨン (2013-07-23 02:12) 

Sentimental-Way

歩鉄の達人さま

コメントありがとうございます。

今回は達人さまのHP記事を参考にさせていただきました。
時間と天候のせいで、炭山付近の遺構探索をする機会がなかったのが残念ですが、機関車展示を見ることができたので、一応満足です。

また別の機会に行って見たいですね。
by Sentimental-Way (2013-08-05 21:08) 

Sentimental-Way

suzuran6さま

こんばんは。

私は高い場所が苦手なので、この機関車の保守は無理(笑)です。
遠くから眺めるだけに留めておきます。

時刻表チェックの結果が分かったら教えてください。
by Sentimental-Way (2013-08-05 21:10) 

Sentimental-Way

johncomebackさま

コメントありがとうございます。

私もビックリ(笑)です。

こういった展示があることは知っていましたが、実際に見るとそのスケールに改めて驚きました。
by Sentimental-Way (2013-08-05 21:28) 

Sentimental-Way

ケロヨンさま

こんばんは。

他に例を見ない保存の方法で、かなり衝撃的(笑)ではあります。

鉄橋も車両も貴重なものなので、朽ちることなく永くその姿を留めて欲しいと思います。

by Sentimental-Way (2013-08-05 21:37) 

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